英語英米文学科

Department of English Language and Literature

【英語英米文学科】利尻島を訪問!「学生発案プロジェクト」

2024.10.22

お知らせ
この夏、英語英米文学科とこども発達学科の学生8名が、教員2名とともに離島での生活や、教育活動、地域資源を活かした地方創生の取り組みなどを学ぶため、利尻島を6日間、訪問しました。
この訪問は、学生が中心になって構想?計画した「学生発案」のプロジェクトを支援する「学生発案プロジェクト」に採択され、実施されたものです。
英語英米文学科の学生3名から利尻島におけるフィールドワークの活動報告が届きました。

小規模校だからこそできる教育の良さを考えた

井上 葵さんの報告

 今年の夏、利尻島にフィールドワークに行かせていただきました。利尻島での活動では、利尻島の皆さんに、多くのご協力をいただくとともに、人々の方々の温かさを感じる場面ばかりで、本当にありがとうございます。

 フィールドワークでは学校視察をさせていただき、利尻高等学校と鴛泊中学校を訪問させていただきました。
北海道利尻高等学校では最初に今回のフィールドワークの概要について説明させていただき、その後学科ごとの特色や学べる分野についてお話したあと、質疑応答の時間を取らせていただきました。そして私たちが考えたレクリエーションで、生徒と交流をしました。皆さんにも楽しんでいただくことができ良かったと思います。また、利尻富士町立鴛泊中学校では実際に授業を参観させていただき、私は美術と英語の授業を見学させていただきました。
 
 今回視察させていただいた両方の学校ではICTが多く使われており、授業でのICTの活用方法を間近で学ぶこともできました。そして、小規模校だからこそできることがあることや、逆にできないことを考えるきっかけにもなったので良い経験になりました。
inoueaoi

素直で積極的な生徒たちと地域の人々の優しさや親しみやすさに感動

岡田 朝日さんの報告

 今回利尻島に行かせていただき、たくさんの方々と関わることができました。中学校、高校を訪問させていただいた際、生徒の皆さんといろいろな話をすることができました。

 その時に感じたことは、生徒の皆さんの純粋さ、そして素直さです。授業中、先生に指摘されたことをすぐに改めるところや、授業中に積極的に自ら質問しているところは、僕が過ごした学校ではあまり見ない光景だったので、驚きました。そして、役場の人たちの優しさや親しみやすさにとても感動しました。初めて島に来た僕たちを温かく迎え入れてくださり、交流会の時も様々なお話をしていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。そのため、別れるときはとても寂しい思いで胸がいっぱいになりました。
 
 今回利尻島に行って、また行きたいと僕は考えています。それはこの研修を提案していただいた先生や、ご協力いただいた利尻富士町の役場の方々のおかげでだと思います。今回学んだことを忘れずにこれからの学校生活にも繋げていきたいです。
okada

「自然」と「食」と「人柄」の魅力にひきつけられたフィールドワーク

佐藤 遥さんの報告

 今回の利尻島地域創生フィールドワークでは、ぺシ岬やポン山といった「自然」の魅力や、豊富な海産物などの「食」の魅力、そしてそれらの環境で生活する島民の方々の「人柄」の魅力を知ることができました。出会えた役場の方々や、中学校?高等学校の生徒さんとの交流を通して、普段の生活の中では絶対に味わうことのできなかった経験や学びを得ることができました。

 フィールドワークでの宿泊は、利尻富士町役場の方々に用意していただいた本泊(もとどまり)小学校でさせていただきました。廃校舎を地域の防災や交流などを目的とした施設として活用する場所になったものです。利尻島での滞在中に自炊する際は学校の調理場を使用し、食材も島のスーパーやコンビニで何不自由なく揃えることができました。この事はやはり大きく、事前学習で知っている部分もありましたが、実際に行くとドラッグストアや足球彩票センター、そしてゲーム売り場などもあり、本土とはほとんど差のない生活が送れることに驚きました。
 
 これに対して、町役場の方々や視察した学校の生徒の方々のお話を聞いていると、「牛肉は滅多に食べられない」だとか「冬になると本土からの物資が届かないことがあり大変な時もある」ということも知りました。しかし、島ではそれらの問題への対策(食料を事前に冷凍保存しておくなど)や、豊富な海産物(ウニやホタテ、そして昆布など)、そしてそれらを、おすそわけする家庭間での暖かい交流があることも、この利尻島での生活の魅力であり素敵な生活スタイルだと思いました。

 こういったプロジェクトに関わらず、個人でもまた行きたい、そう思える場所でした。ありがとうございました。
satou
  • 発行日: 2024.10.22
  • 足球彩票 人文学部 英語英米文学科
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